りっきぃブログ(rickyblog)

工業高校卒で英語学習に励む者の情報発信ブログ。

【例文あり】willとwouldの意味や違いについて徹底解説!【助動詞】

 
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こんな人に読んでほしい!
  • willは未来のこと表すものと思っている方
  • wouldは「過去の習慣」等と覚えた方
  • 否定文や疑問文になると意味が分からなくなってしまう方
 
willは「〜するつもり」や「〜でしょう」とよく訳され、未来のことを言う時に使われる単語だと思われがちです。そして、その過去形であるwouldは過去の習慣などを表すときに使われるイメージを持っているかと思います。しかし、そのような覚え方をしてしまうと様々な英文においてすっきりと意味を理解することができません。
 
この記事では、助動詞willとwouldの2つの意味とそれぞれの使い方ついて解説していきます。
 
この記事を読むメリット
  • willは「100%」の強い意志である!
  • wouldは丁寧表現と仮定法のニュアンスがある!
  • 否定、疑問文含めた様々な使い方が分かる!
 
 
 
 
 
 

willの意味は「100%」の意志

willは本来、助動詞としての働きを持ちます。従って感情の変化が意味に付与されて、力強い「100%」の意志のニュアンスを持つことになります。細かく言うと、今起きていない出来事に対して話し手の感情が変化し、確信・自信に満ち溢れた表現です。

 

〜するつもり、でしょう

I will help you.
(手伝うよ)
元々、手伝うことが予定されているわけでなく、その時に感情が変わって手伝うことに決めたのです。つまり、この瞬間は「絶対に手伝う」という力強い意志を持っているということで、実際に手伝うのはこれからなので実質未来の表現になります。
 

〜のはずだ

The construction will be finished tomorrow.
(明日には工事が終わるはず)
絶対の自信がある場合に使われる表現です。先ほどにもありましたが、willは助動詞なのでその人の感情や思いが込めれて、主観的に「絶対にこうだ!」と言っているのです。自分なりの根拠があり、自信を持って工事は絶対明日に終わるのだと言っているわけです。
 

won't「絶対しない」

I won't find my key.
(どうしても鍵が見つからない)
「絶対に見つからない」=「どうしても見つからない」となります。今現在探していて見つかっていないと、「今」に焦点が置かれています。
 

will you〜?(疑問文)での2つの表現

will you〜?の疑問形には、主に「予定」と「依頼」の意味があります。どちらも「〜する意志はありますか?」という意味からできた表現です。親しい人に使うような言い方です。

 

予定「〜するつもり?」

Will you go out now?
(今から出かけるの?)
直訳:出かける意志があるの?

 

依頼「〜してくれる?」

Will you open the window? 
(窓開けてくれる?)

直訳:窓を開ける意志はある?

 

 

 

 

wouldは「100%した」

次はwillの過去形wouldについてです。willを未来形だと認識している場合、その過去形であるという点で矛盾してしまいます。ですが、will=「100%の意志」に、過去形=「〜した」という意味を添えるだけで十分です。つまり「100%した」ということ。

 

過去の習慣

We would often play till midnight.
(私たちはよく夜中まで遊んでいたものだ)
「必ずした」という意味にoften(しばしば)をつけることで、「よく〜した」という風にwould(will)の強い意志を弱くしているのです。こうして、過去の習慣や習性について日常的に表すことができます。oftenがないと100%の確率で毎回していたことになります。
 

wouldn't 「絶対しなかった」

My key wouldn't be found. 
(どうしても鍵が見つからなかった)
「絶対に見つからなかった」=「どうしても見つからなかった」となります。先ほどのwon't と違って、過去の話をしています。
 

wouldには仮定法の意味合いが含まれる

wouldは過去の内容を表すだけでなく、仮定法のニュアンスも含まれます。仮定法と聞くと難しいイメージを持つかもしれませんが、実は簡単で、一言で表すと「もしよろしければ」という遠慮した表現になります。つまり丁寧な言い方になります。

 

would you〜?「〜してくれませんか?」

Would you open the window?
(窓を開けてくれませんか?)
(もしよろしければ)窓を開けてくれませんか?という丁寧な表現。will you〜?は友人や同じ立場の相手に言う時に使いますが、目上の人にはwouldを使うのが好ましいです。
 

would like to「〜したい」

I'd like to join your team.
(できるなら、あなたのチームに参加したいです)
「もしよろしければ」→「できるなら」と言い換えてみても良いです。want toの丁寧な言い方として使います。
 

would you like to「〜してはどうでしょうか?」

Would you like to attend the English conversation?
(英会話教室に通ってみてはいかがでしょう)
何か提案する時に使います。「もし望むのであれば、〜してはどうですか?」という風に捉えておけば良いです。
 
 
 
 

まとめ

willとwouldについて見ていきましたが、やはり2つとも色々な意味があり、それに応じてたくさんの使い方が存在します。しかし最も重要なことは、willが「助動詞」であることと、wouldが仮定法のニュアンスを持っていること。そこを意識するだけで、様々な英文におけるwillとwouldをイッパツで理解することが可能です。


canとcouldについて知りたい方!

www.e-resistance.work

 

というわけで今回は以上です。

 

助動詞は自分の気持ちを表現するのに、非常に重要だから積極的に使っていこう!