こんにちはりっきぃです。数ある記事の中、このブログを訪問していただきありがとうございます!
- canは「〜できる」と覚えた方!
- couldは「〜できた」と覚えた方!
- canとcouldの違いってなに?
canは「〜できる」と訳され、その解釈でも最初のうちは問題ないのですが、ネイティブレベルに理解したいのであれば「〜できる」といった単純な覚え方はおすすめしません。またcanの過去形であるcouldも、単に過去形=「〜できた」の解釈だと、やはり厳しいところはあります。canとcouldを理解するには和訳を覚えるだけでなく、イメージを掴むことが大切です。
この記事では、canとcouldのイメージを完璧に理解できるよう、それぞれの意味や使い方を例文を交えて解説していきます。
- canは「潜在的な能力や可能性」を意味する!
- couldには仮定法のニュアンスがある!
- 頭で考えず英文を理解できるようになる!
canのイメージと例文付き解説
canのイメージはずばり「内に秘める可能性」です。そこから派生して様々な表現が生まれていくのです。例えば、You can〜と言う場合、「君には〜する力があるよ!」と、潜在的な能力をほめていて、励ましの言葉をかけていることになります。
それでは、様々な例文を見ていきましょう。
いつでもできる・可能である
君ならやれるさ!
よく聞くフレーズですね。これは単に「あなたはすることができる」と、一度きりのことを言っているのではなく「いつでもできる(という潜在的な能力がある)」という励ましの意味になっています。
私はピアノを弾くことができる
ピアノを弾こうと思えばいつでも弾ける(という潜在的な能力がある)という意味です。特に、実際にピアノが近くにあって、今からでも「可能である」ことを証明できる状況の時に使います。もちろん、近くにない場合でも言いますので、「やろうと思えばできる」といった解釈でOKです。
依頼
検索履歴を見せてくれる?
疑問文「〜することは可能ですか?」の形から、依頼へと移り変わったフレンドリーな表現です。
〜しうる・〜することもある
誰にだって間違いはある
ロシアだって地域によって暑い日もある
canが持つ潜在的な可能性から、「〜することもある」といった表現ができます。「anyone」や「Rossia」の内部にある性質を表現しています。
許可
私の携帯を使ってもいいですよ
「許可」を意味するcanの例文です。相手側には「〜する自由」があるのです。この「自由」には相手側が潜在的に持つ自由度が意識されています。
お手伝いしましょうか?
この文は日常・ビジネスシーンどちらにも非常によく使われる表現ですね。同じく「許可」を意味しまして、それが申し出する際の表現となりました。
couldのイメージと例文付き解説
couldのイメージとしてまず考えるべきは「仮定法」です。canの過去形なので「〜できた」という意味で使う時もたまにあります。他にも申し出や提案の表現ができますが、基本的にcanよりも丁寧な表現でして、そこに仮定法のニュアンスを含めればOKです。
具体的に見ていきましょう。
もしかすると・ひょっとして
もしかすると明日は雨になるかもしれない
could(過去形)とtomorrow(明日)が文中にあり、過去のことなのか未来のことなのかが一見分かりづらいですが、やはりこのcouldは仮定法の意味から「ひょっとするとありえる」を意味することになります。mayと同じですね。
依頼
もし可能でしたら、検索履歴を見せてくれますか?
canと違い、couldが持つ仮定法の意味合いによって、「もし可能でしたら」というやわらかい表現になります。canがフレンドリーな表現なのに対して、couldは丁寧語というわけです。wouldでも同じ表現ができます。
申し出・提案
もしそうして欲しいなら、宅配ボックスを見にいきますよ
仮定法のニュアンス(もしよろしければ〜)から、申し出をする表現となります。can I(〜しましょうか?)との違いは、より丁寧な言い方になります。
スマホを買い替えたらどうですか?
「あなたは買い替えることができた」ではなく、「あなたは(ひょっとしたら)買い替えることができると思います」→「〜してみてはどうですか?」と提案をすることもできます。
I couldで「申し出」、You couldで「提案」と覚えよう!
〜できた
昨日、犯人を捕まえることができたのに
couldが「〜できた」を意味する数少ないパターンですが、意味としては「実際にはやっていないけど、やろうと思えばできた」です。昨日、犯人を捕まえられる可能性があったということ。
昨日、犯人を捕まえることができた
ちなみに、実際にやってできたことは、was able toを使います。あと、canとbe able toは意味は全く一緒ですが、I will can(〜できるはず)という風に、助動詞を2つ並べることは不可能ですので、その代わりのwill be able to(〜できるだろう・できるはず)と区別しておけば問題ないです。
まとめ
canとcould両方とも色々な意味や使い方がありましたが、元となるイメージはそれぞれ1つずつです。
- canは潜在的な能力・可能性
- couldは仮定法の意味を含む
ほかにもwillとwouldについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください!
というわけで、今回は以上です。